2020/09/07
Klaudioリニアートラッキングアームの取り付け面を下げる
KlaudioのリニアートラッキングアームMP12 Mk IIをTechnics SL-1000Rに取り付ける時の加工に関しては以前書きました。https://nazootoko4350.blog.fc2.com/blog-entry-703.html

しかし、このように取り付けても、Technics SP10シリーズのターンテーブルはオリジナルの時代から低く、それはおそらく重心を下げるためだろうとは推測されるのですが、アームの高さを一番低くしてもアームが水平にならない問題が起こります。
そのため、ターンテーブルに厚めのシートを引くことになります。
しかしそうなると、ほとんどスピンドルがレコードから出ないということになります。
これは最近出た防弾ガラス製のシートにさらにSL-1000R付属のゴムシートを重ねて、やっとアームの水平がとれた状態で、載せた2つのシートの厚さは約10mmあります。

またシートを重ねるために、本来の音が損なわれている可能性も十分にあります。
そこで、以前穴あけをやってもらった工場に相談したところ、頭が平面のドリルの刃を使えば取り付け位置を下げ、かつ面は正確な平面を出せるとのことでさっそく、切削面の図面を書いて、持ち込みました。
これが先が平面のドリル刃です。

これが切削の様子です。

10mm取り付け面を下げて、ちょうどいい高さになりました。

これでスピンドルが出るようになりました。

SAECがSL-1000R用の取り付けボード出しましたが、やはりザグリが入れてあり、ターンテーブルの低さ対策だろうと思います。
KlaudioのアームをSL-1000Rに取り付けようと考えている方は、この記事を参考にしていただきたいと思います。
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コメント
No title
先端工具はエンドミルと言います。
2020/09/07 11:45 by maesan URL 編集
No title
2020/09/07 14:12 by nazootoko4350 URL 編集
補足
フライスはドイツ語?で英語だとミーリングだったと思います。
エンドミルは英語?だと思います。
工作機械などは欧米各国から入ってきたので各国語が混じって使われています。
2020/09/07 21:08 by maesan URL 編集